オフィス
- サービス事務スペースは、予約管理や作業準備、受付・精算処理などに必要な大型モニターなどのツール類を設置する十分なスペースと壁面を確保します。ショールームとテクノショップの状況が確認できるように、各エリアに設置したカメラ映像を表示したり、直接見えるようガラス窓の設置を推奨します。
- 個人情報を取り扱うエリアを指定し、エリアの前に掲示をします。
推奨位置:
総合受付からテクノショップまでの動線上に配置(スタッフの動線を考慮)テクノショップ内がスタッフの通路とならないように動線を考慮して、従業員駐車場などにアクセスできるオフィス配置を検討します。(避けられない場合は、テクノショップにスタッフの出入り口と工場内通路を明確化し、ストール内が通路とならないようにします。)

※画像はイメージです
デスク配置の基本スペース
必要最低値(参考) |
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照度 |
500lx |
電源 |
多めに設置 |

場所 |
通路幅 |
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❶ |
デスク背面 |
1.0m |
❷ |
デスク横 |
0.8m |
❸ |
デスク前 |
0.8m |
❹ |
デスク間(横) |
0.7m |
❺ |
デスク間(背面) |
1.5m |
❻ |
デスク横(キャビネット側) |
1.2m |
❼ |
デスク背面(キャビネット側) |
1.5m |
レイアウト上のポイント・留意点
レイアウト例
仕様 |
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❶ |
オフィスからショールームの様子が確認できるガラス窓もしくはカメラ&モニターを設置。ガラス窓の場合にはショールームからオフィス内を見えにくくする工夫を施します。
例)
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❷ |
ショールーム側出入口は、オフィス内が直接見えない仕様。 |
❸ |
テクノショップの状況が確認できるガラス窓※や主要ストールや洗車場などにカメラを設置しその映像をリアルタイムで確認できるシステムを設置。 ※建築基準法施行令第112条の「防火区画」 により、防火シャッターの設置や防火ガラスの選定が必要となります。 |
❹ |
テクノショップへ通じるドアは、ショールーム側出入口からスムーズに通り抜けられる位置に設置し路幅は広めに確保。安全上は引き戸がよく、防火扉前提で、自動や半自動だとさらに使い勝手が良くなります。足ふきマットも設置しやすくなります。 |
❺ |
総合受付⇔事務所⇔テクノショップの動線上は床面段差を設けない等、つまずきによる歩行災害防止を考慮します。 |
ツール類の設置位置 |
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A |
予約内容やストールの空き状況がすぐに確認できるai21端末を総合受付に設置。個人情報の保護エリアであることを明示。 |
B |
総合受付の端末で印刷指示した書類をすぐに取り出せるよう、オフィス入口にプリンターを設置。 |
C |
検査員専用スペースを別に設けずオフィス内に用意する場合は、検査員が作業に集中できるようにパーテイションで区切るなど工夫する。 |
D |
ストール出入口に近く、事務所内のどの位置からも見える場所に、工程管理ボード、SMB等を表示できる大型モニターを設置。 |
E |
「来店待ち」・「引渡し待ち」ポストは、総合受付に近いオフィス入口付近に設置。 (個人情報保護のため、ショールーム側から直接見えない場所に設置) |


プラスONE提案
- 個人用のモニターを用意すると、2画面となり作業効率が大幅に上がります。
- カルテレスを導入することで、ボード類を削減することが可能になり、歩行動線の削減や壁面の有効活用ができます。
- サービス・営業間のコミュニケーション向上のため、座席を固定せずフリーアドレス化する事例もあります。
- 事業場管理責任者や主任技術者の近くに検査員用のスペースを確保しておくと保安基準適合証の手続きがスムーズに行えます。