電子制御装置点検整備作業場(エーミング作業エリア)
- 電子制御装置点検整備作業場は、認証基準で対象とする自動車の種類ごとに、必要な大きさや工具などが定められております。屋内/屋外で必要寸法が異なるので注意が必要です。また、屋内作業場と併用することが可能です。
- ウインドシールドガラスの交換や脱着をした場合や、新品のフォワードレコグニションカメラへ交換した場合などに、エーミング作業を行う場所です。車種により必要な寸法や使用するターゲットが異なるので、作業前に修理書などを確認します。
レイアウト上のポイント・留意点
- 認証基準では、対象とする自動車の種類ごとに「電子制御装置点検装置作業場」の寸法が定められています。 対象とする自動車の種類に応じて、以下の基準を満たす場所を確保します。
- 電子制御装置点検整備作業場は、車両整備作業場および点検作業場と兼用とすることができ、 また、指定自動車 整備工場である場合は完成検査場と兼用することが可能です。
- 高さは3m以上が必要になります。
- エーミングをする際は、平滑かつ金属物が無い状態が必要になります。
電子制御装置点検作業場(認証基準)

対象とする自動車の種類 |
電子制御装置 点検装置作業場(m) (うち屋内の基準) |
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間口 |
奥行 |
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普通自動車 |
大型 |
5.0以上 (5.0以上) |
16.0以上 (7.0以上) |
中型 |
3.0以上 (3.0以上) |
13.0以上 (7.0以上) |
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小型 |
2.5以上 (2.5以上) |
7.0以上 (3.0以上) |
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乗用 |
2.5以上 (2.5以上) |
6.0以上 (3.0以上) |
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四輪の小型自動車 |
電子制御装置点検整備作業場の特別対応として、「離れた作業場の使用」や「設備の共用」が可能です。詳細は道路運送車両法ページや下記資料もご確認ください。
実車必要寸法の一例
エーミング作業に必要な寸法は車種ごとに異なります。クラウン(2023/11)の修理所記載の必要寸法を下記に示します。店舗に入庫する車種の整備に必要な寸法を考慮してスペースを設定ください。
種類 |
TSSカメラ |
Frミリ波 |
前側方レーダ (FSR) |
後側方レーダ (BSM) |
作業スペース |
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種類 |
パノラミックビューモニタ カメラ(PVM)※ |
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作業スペース |
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※アドバンストパークも同様
関連法規
【道路運送車両法】