照明設備
照明設備は、テクノショップの「安全」・「整備品質」・「作業効率」・「工場のイメージ」などに影響するため、エリアごとに十分な照度を確保します。

平均照度目安
各エリアの照度は、下表の平均照度目安以上を確保します。
エリア名 |
平均照度 ※1 (lx) |
計算面高さ |
参考:照明器具 |
備考 |
|
床面 |
机上 |
||||
総合受付 |
750 |
◯ |
LEDダウンライト(26W)※2 |
- |
|
待合コーナー |
◯ |
- |
|||
テクノショップ(各ストール) |
◯ |
LEDベースライト(40形) |
- |
||
拭き取り場 |
◯ |
水がかかる可能性がある場合は、防水型仕様(操作スイッチを含む) |
|||
オフィス |
500 |
◯ |
- |
||
会議室 |
◯ |
- |
|||
収納スペース |
◯ |
- |
|||
サービス倉庫 |
◯ |
- |
|||
テクノショップ(通路) |
◯ |
- |
|||
洗車場 |
300 |
◯ |
防水型仕様(操作スイッチを含む) |
||
機械室(コンプレッサー室) |
200 |
◯ |
LEDベースライト(40形) |
- |
|
油脂庫 |
◯ |
防爆型仕様(操作スイッチは室外設置) |
|||
従業員用トイレ |
◯ |
- |
※1:上記照度は、保守率を考慮した設計照度です。(保守率:経年劣化による照度低下の補正係数)
※2:ショールーム全体の照明計画と併せてご検討ください。
※2:ショールーム全体の照明計画と併せてご検討ください。
ストール照明の推奨レイアウト
照明器具を設置する場合は、作業エリアが影にならないよう車両の外側に沿って「ロの字」型に配置します。
取り付け高さ4.5m以下の場合:LED 灯天井つり下げの例
平均照度 |
750lx ※ |
※平均照度750lx以上を目安とするが、1,000lxあることが望ましい
算出条件 |
|
ストール幅 |
4.0m |
ストール長さ |
8.0m |
ストール数 |
4 |
天井高さ |
4.5m |
保守率 |
0.69 |
計算面高さ |
0m |

照度向上のポイント
光源を作業面に近づける(天井高さ6.0mの作業場にLED灯を取り付ける場合など)
- 同一器具(器具数)の場合、設置高さを低くすると平均照度が高くなります。
- 照明器具はリフトアップ時に車両と干渉しないよう配慮し、可能な限り作業面に近づけます。

十分な保守を行う
それぞれに特徴がありますので、下表を参考に最適な照明器具をご検討ください。
天井 |
ランプ種類 |
外観 |
特徴 |
全光束 (Im) |
定格電力 (W) |
効率 (Im/W) |
演色性 (Ra) |
色温度 (K) |
寿命 (時間) |
年間CO2排出量
※(kg-CO2/㎡) |
標準天井 (4.5m以下) |
LED ベースライト (40形) |
![]() |
◎ 高効率 |
6,900 |
44 |
155 |
84 |
5,000 (昼白色) |
40,000 |
22 |
高天井 (4.6m以上) |
高天井用 LED ダウンライト (1500形) |
![]() |
◯ 高効率 |
15,500 |
150 |
100 |
70 |
5,000 |
60,000 |
37 |
※CO2排出量は、以下の条件で算出した目安です。 [CO2排出量原単位:0.368kg-CO2/kWh、面積:128㎡(4m×8m×4ストール )]
※蛍光灯は「初期照度補正」「自動調光」機能を選ぶとより省エネ効果が高くなります。
※蛍光灯は「初期照度補正」「自動調光」機能を選ぶとより省エネ効果が高くなります。
プラスONE提案
照度向上には窓設置による自然光活用も可能ですが、夏の日射による暑さや冬の窓ガラスによる温度低下など作業場内の温度環境悪化にもつながりますので注意が必要です。
