テクノショップ ファシリティーガイド

オイル供給設備

  • オイル供給設備は、使用頻度の最も多いエンジンオイルを、油脂庫内のオイルタンクからテクノショップ内のオイルサーバーなどに圧送する効率化設備です。
  • 動線短縮など、大幅な作業の効率化が図れる設備であり、オイルサーバーであれば2~3ストールに1基、オイルガンであれば2ストールに1基(ストールの間)の設置を推奨します。
 
※画像はイメージです

設備概要

※テクノショップ内の管理しやすい位置に設置。
 
オイル供給設備は、オイルタンク(ドレーンキャビネット一体型)・オイルポンプ・油面検知器・配管および、オイルサーバー・ホースリール&オイルガンで構成されており、オイルポンプなど、それぞれの機種ごとにメリット・デメリットがありますので、テクノショップの状況に応じて、最適な機種を選定してください。

構成機器

場所
機器
特徴/機器選定のポイント
油脂庫
オイルタンク
(3連)
  • 油種や貯蔵量に応じたタンクが選べるTMP案内のバルク配送用
    タンクを推奨
  • 200Lドラム缶にくらべ、補給時の缶の入れ替えや 
    オイルポンプのサクションホース付け替えが不要
オイルポンプ
電動式
<推奨仕様>
  • エアー式に比べ、振動・騒音やオイル脈動が少なく、安定した供給が可能
  • 配管長さによる影響を受けにくく、リリーフ弁も不要
  • 非防爆仕様のため、油脂庫外に設置が必要
エアー式
  • エアー駆動(防爆仕様)のため、油脂庫内に設置可能
  • 電動式に比べ、振動・騒音やオイル脈動が大きい
  • リリーフ弁の取り付けおよび、配管長さに応じたポンプの選定が必要
油面検知器
(ローレベル)
  • オイル残量が少なくなった際の空くみ防止用、油面検出装置
  • 電動式・エアー式オイルポンプとも、取り付けを推奨
ストール
オイルサーバー
  • オイルポンプから圧送された新油を、コック操作により、必要な量だけオイルジョッキに汲み出し可能
  • オイルが床にこぼれにくく、操作も容易
  • 下段にドレーンキャビネットを備えた、一体型の機種を選定することにより、設置スペースの有効活用が可能
 
 
使用頻度に基づいた、最適な設置位置をご検討ください。推奨設置数:1基/2~3ストール(ドレーンキャビネット一体型)
ホースリール
  • オイルジョッキを使用することなく、 オイルガンから直接エンジンなどへの注油が可能(オイル交換専用ストール向き)

 
  • 注油量の測定やプリセット機能付きのオイルガンもあります。
  • (ただし、定期的な電池交換と較正が必要)
  • オイルの種類ごとに、ホースリール&オイルガンの設置が必要であり(イニシャルコスト大)、他のストールでは使用できないなど、汎用性が低い。
  • ノズル先端に付着したオイルが床に滴下しないよう、 使用後の拭き取りなどが必要です。
オイルガン
※テクノショップ内の管理しやすい位置に設置。

プラスONE提案

  • オイルタンクに残っているオイルの残量を正確に素早く把握するため、目盛を作成・設置している事例もあります。
目盛を追加し残量を管理
 
  • バルク配送ではないペール缶から注いで使用する際は、エンジニアの負担軽減のため、ペール缶スタンドやコックを使用すると便利です。
ペール缶スタンドの一例