テクノショップ ファシリティーガイド

必要ストール数に応じたテクノショップタイプと出入口数

レイアウト検討する上で重要な要素である「テクノショップタイプ」と「出入口数」について紹介いたします。
前項で算出した必要ストール数や敷地面積・形状を考慮して検討します。

テクノショップタイプ

  • 前項で算出した必要ストール数を基に、テクノショップタイプを選定します。
  • テクノショップのタイプは主に、「中通路タイプ」と「片側フルオープン(馬小屋)タイプ」に分類されます。
  • 良好な作業環境が保てるとともに、整備品質の向上や近隣住民への騒音抑止効果にも優れた「中通路タイプ」を推奨します。
テクノショップのタイプと特徴
ストール
(検査ライン含む)
タイプ
特徴
6ストール以上
 中通路タイプ※1(推奨)

適用規模:中規模~大規模
メリット
  • 良好な作業環境が確保でき、整備品質向上や騒音抑止効果も高い
  • 出入口を分ける(一方通行化)ことにより、安全性が向上
  • ストール数の多い、中規模以上のテクノショップに適する(中央通路型)
  • ストール数が同じ場合、片側フルオープンタイプよりも車両動線やスタッフ動線が短く、生産性が高い(中央通路型)
デメリット
  • 工場内通路を設けるため、片側フルオープンタイプよりも面積は大きくなる
5ストール以下
片側フルオープンタイプ 

適用規模:小規模~中規模

適用規模:小規模~中規模
メリット
  • 工場面積を小さく抑えられる
デメリット
  • ストールへの出入りは容易であるが雨が振り込まないよう庇を 設けるなどの対策が必要
  • 片側がオープンのため、作業環境の確保や騒音防止対策が困難
  • ストール数が多い場合は、オフィスまでの動線が長くなるため、生産性が低下する
用途地域など、工場の延床面積の規制により、中通路タイプの必要面積確保が困難な場合は、通路部分の除外可否等について、関係機関へ相談することをお勧めします。

テクノショップの出入口数

出入口を2つ以上設けることで車両の一方通行化が可能になり、安全性や生産性が向上します。
2出入口を設ける際は、急カーブや死角を避けるなど、テクノショップ外の動線も考慮する必要があります。
2出入口​(推奨)
1出入口

出入口の寸法やスロープの注意点などは、下記ページを参照してください。