2機のコンビネーションテスターにより、フリーローラーの設置および、車両を移動することなく 「制動力」・「スピードメーター」・「ヘッドライト」の各検査を行うことができるため、検査時間の大幅短縮が可能です。
ヘッドライト検査時、前輪がコンビネーションテスター上となるため、設置に際しては、管轄する運輸支局への事前確認が必要です。
※図中の寸法は、普通自動車(乗用)を想定した参考値です。取り扱い車種によっては見直しの必要があります。
A |
ライト点検用ミラー |
B |
表示モニター |
C |
音量計 |
D |
エアーホースリール |
E |
100Vコンセントリール |
F |
CO・HCメーター |
G |
オパシメーター |
H |
埋設式排気設備 |
|
ポイント・留意点 |
❶ |
サイドスリップテスターは、コンビネーションテスター手前への設置となるため、助走路を含めた “水平土間打ち”の奥行きが長くなります。 |
❷ |
車両の位置が固定されるため、ヘッドライトテスターは、前後移動可能な機種を選定する必要があります。 |
❸ |
ホイールベースに合わせて可動する2軸タイプコンビネーションテスターのため、イニシャルコストが高くなります。
ホイールベースの対応範囲には制限があるため、車種によっては対応できない場合があります。
|
❹ |
サイドスリップテスター助走路の“水平土間打ち”は、極力通路と共用させ、奥行きを短くします。 |
❺ |
前方への通り抜け構造の場合は、車両がヘッドライトテスターの横を通るため、十分な間口を確保するとともに、コンビネーションテスターなどは、中央より左側へのオフセット設置を推奨します。 |
埋設タイプフリーローラを設置した、4WD中心のモデル
埋設タイプフリーローラーを設置することで、FFベースの4WD車両の検査時にフリーローラの設置が不要となり、エンジニアの負荷軽減と検査効率が向上します。
前輪サイドスリップ測定時に、後輪がフリーローラの上になる場合があります。フリーローラ使用時以外は、溝が埋まり水平に近づきますが、設置に際しては管轄する運輸支局等への事前確認を行ってください。
※図中の寸法は、普通自動車(乗用)を想定した参考値です。取り扱い車種によっては見直しの必要があります。
A |
ライト点検用ミラー |
B |
表示モニター |
C |
音量計 |
D |
エアーホースリール |
E |
コンビネーションテスター |
F |
100Vコンセントリール |
G |
CO・HCメーター |
H |
オパシメーター |
I |
埋設式排気設備 |
|
|
|
ポイント・留意点 |
❶ |
上図はFFベースの4WD車を想定した設置レイアウトです。 FRベースの4WD車の場合は、前輪用に移動式フリーローラーが必要となります。 |
❷ |
前方への通り抜け構造の場合は、車両がヘッドライトテスターの横を通るため、十分な間口を確保 するとともに、コンビネーションテスターなどは、中央より左側へのオフセット設置を推奨します。 |
❸ |
サイドスリップテスター助走路の“水平土間打ち”は、極力通路と共用させ、奥行きを短くします。上記レイアウトが難しい場合には、サイスリテスタを独立型として、手前に設置することも可能ですが、全長が長く必要になります。(13m以上) |
検車装置を備えた、一般的な検査場モデル
2検車装置(リフト・ピットなど)を設置することにより、下廻りを含む車両全体の受入点検や完成検査を検査場で行うことができます。
※図中の寸法は、普通自動車(乗用)を想定した参考値です。取り扱い車種によっては見直しの必要があります。
A |
ライト点検用ミラー |
B |
表示モニター |
C |
ヘッドライトテスター |
D |
音量計 |
E |
エアーホースリール |
F |
100Vコンセントリール |
G |
CO・HCメーター |
H |
オパシメーター |
I |
埋設式排気設備 |
J |
コンビネーションテスター |
|
ポイント・留意点 |
❶ |
リフトを設置する場合は、タイヤの脱着を考慮し、フリーホイール可能なタイプを推奨します。 |
❷ |
サイドスリップテスター助走路の“水平土間打ち”は、極力通路と共用させ、奥行きを短くします。 |
❸ |
4WD車の入庫も考慮し、移動式フリーローラー(含むロックチェーン用アンカー)を備えます。 |
❹ |
前方への通り抜け構造の場合は、車両がヘッドライトテスターの横を通るため、十分な間口を確保するとともに、コンビネーションテスターなどは、中央より左側へのオフセット設置を推奨します。 |
プラスONE提案
移動式フリーローラーは片側約20kg程度あるため、キャスター付きのスタンドもあわせて設置すると作業負荷を低減や運搬効率が向上します。
ロックチェーン用アンカー設置位置
- 安全確保のため、FF車および移動式フリーローラーを使用した4WD車のスピードメーター検査を行う場合は必ず、ロックチェーンを使用します。
- 下記を参考に、ロックチェーン用アンカーを設置します。
歩行時の安全性を考慮し、埋設タイプのアンカーを推奨。