各ストールでの作業内容や、使用する設備・機器に応じて、配管・取出口を決定します。
※画像はイメージです
配管設置のポイント
エアー配管は、メンテナンス性を考慮し、壁配管や天井配管とします。
埋設配管はメンテナンスが困難なため、極力避けるようにします。
❶ |
圧力低下や損失を抑えるため、曲がりを少なくし、メイン配管を太くします。 |
❷ |
末端での圧力低下を抑えるため、メイン配管はテクノショップ内をループ式に配管します。 |
❸ |
メイン配管は、配管内の水が下流方向のドレーンバルブに集まるよう、1/100程度の勾配を設けます。 |
❹ |
枝配管は、水の流入を防ぐため、一度上方へ立ち上げてから降ろすようにします。
|
❺ |
メンテナンスを考慮し、エアー取出口の手前にはストップバルブを設けます。特にエアーホースリールの取出口上部には、ホースが破損したときを考慮し、必ずストップバルブを設けます。 |
配管用途例※
※旧版のファシリティーガイドの参考プランAの事例です。
場所 |
用途 ( )内は必要数 |
車検ストール(SQ車検) |
❶LLC 供給装置(1)・予備クイックカプラー(2)、❷リフト(1)・予備クイックカプラー(2)❹エアーホースリール(1)、❺可動式エアーホースリール(2) |
点検ストール |
❷リフト(1)・予備クイックカプラー(2)、
❸オイルサーバー/ドレーンキャビネット(1)※、❹エアーホースリール(1) |
一般ストール(クイック整備) |
❷リフト(1)・予備クイックカプラー(2)、
❸オイルサーバー/ドレーンキャビネット(1)※、 ❹エアーホースリール(1) |
一般ストール(重整備) /故障診断 一般ストール |
❷リフト(1)・予備クイックカプラー(2)、
❸オイルサーバー/ドレーンキャビネット(1)※、❹エアーホースリール(1)、
❻タイヤチェンジャー(1) |
完成検査場 |
❹エアーホースリール(1)、❼検査機器(1)・予備クイックカプラー(2) |
洗車場 |
❽エアーブロー用(1) |
拭き取り場 |
❽エアーブロー用(4) |
※2〜3ストールに1基の設置を推奨
コンプレッサー置場の設備紹介
設備 |
特徴/機器選定のポイント |
寸法 (幅×長さ mm) |
エアーコンプレッサー (エアードライヤー内蔵型) |
 |
- 使用圧力や空気使用量に応じた機種を選定
- 振動・騒音が小さく、水の溜まりが少ない、エアードライヤー内蔵のパッケージ型を推奨
|
890×655 |
補助タンク |
 |
- エアーの安定供給やエアーコンプレッサーの運転頻度低減(耐久寿命もアップ)にも効果のある、補助タンクの設置を推奨
- 容量は、空気使用量に応じたタンクを選定
|
665×645 |
オートエアートラップ (ドレーン自動排水器) |
 |
- エアーコンプレッサー本体や補助タンク内の水抜き作業が不要となるため、設置を推奨
|
- |
関連法規
【騒音規制法】【振動規制法】
都道府県知事が生活環境を保全する地域として指定した地域に、原動機の定格出力:7.5kW以上の空気圧縮機および送風機を設置する場合は、特定施設の届出が必要となります。
※指定地域や騒音・振動規制値については、都道府県によって異なる場合がありますので、必ず事前確認を行ってください。
【労働安全衛生法】
最高使用圧力0.2MPa以上で内容積40L以上、または最高使用圧力0.2MPa以上で内径が200mm以上でかつ長さが1,000mm以上の圧力容器(第2種圧力容器)を設置した場合は「定期的な自主検査の実施と3年間の記録保管」が義務付けられております。