<div class="tf_block bluearea"> <div> <ul> <li style="font-weight: bold;"><strong>テクノショップ内の動線やリフト位置などを決めるうえで重要な “建築構造上の留意点”について紹介します。</strong></li> <li style="font-weight: bold;"><strong>車両搬出入などに影響のある“柱”の位置については、十分な検討が行われますが、柱と同様に注意が必要な部分が“梁”の位置です。</strong></li> <li style="font-weight: bold;"><strong>一般的に梁は、屋根や天井・多層階を支える構造体と思いがちですが、基礎（地中）の中にも設置されており、埋設タイプの設備機器を設置する場合は、特に注意する必要があります。</strong></li> </ul> </div> </div> <h2>柱</h2> <div>工場内への柱の設置は、車両搬出入の 邪魔となるため、極力避けたいものですが、ビル型店舗や屋上を駐車場として利用する場合など、避けられないケースもあります。 <br>建築コスト（躯体工事費）にも大きく 関係するため、車両搬出入への影響を十分考慮し、最適な位置を決定します。<br><br></div> <div><img src="images/mbj55l532bp8b_78dc1790-86ae-4fe4-9363-7c823fdfe761.png"></div> <div> </div> <div> <div class="tf_block grayborder"> <div class="tf_block tf_icon caution"> <div><span style="color: rgb(235, 11, 31);">柱の張り出し部分は、認証基準の「車両整備作業場」・「点検作業場」の寸法（間口・奥行）には含まれませんので、注意が必要です。</span></div> <div> <div class="tf_block tf_icon detail"> <div><a href="#">ストールの大きさ、作業スペースとリフト配置・付帯スペース</a></div> </div> </div> </div> </div> <h2>梁</h2> <div>埋設リフトの設置には、約3mの深さが必要となるため、ストール中心部付近に は地中梁が通らないことを確認する必要があります。 また、その他の埋設設備（排気装置など）も同様に、地中梁の位置や深さを考慮し、設置位置を決定します。</div> <div>より詳細な情報は、Ⅱ部1章エリア別ファシリティー→テクノショップ建屋の仕様→ストールの大きさ、作業スペースとリフト配置・付帯スペースをご確認ください。</div> <div class="tf_block tf_icon detail"> <div><a href="#">作業スペースとリフト配置</a></div> </div> <div><img src="images/mbj55l532bp8b_660c157f-7b73-49de-8eb4-c703ca4de4b9.png"></div> <div> </div> <div>多層階にテクノショップを設ける場合は、設置する検査機器の高さ（深さ）を把握し、フロア面からの梁の深さや、階下の天井までの距離を決定します。 <br>なお、フロア強度（梁強度）については、各ストールに設置するリフト能力に、リフト本体の重量を加えた総重量を基に、必要強度を求めます。</div> <div><img src="images/mbj55l532bp8b_d652c6ca-db18-43d1-8ac2-0d2dd59b20af.png"></div> <h2>レイアウト上のポイント・留意点</h2> </div> <div>柱位置は車両搬出に影響が無いようにすることが大事ですが、あわせて作業に影響が出ない位置に設定することが重要です。例えば、タイヤ付近に柱があると、作業がやりにくくなることが有ります。特に車検ストールではシステム台車の動線確保に注意しましょう。<br><br></div> <div><img src="images/mbj55l532bp8b_c26258e1-16a4-4041-b55c-54392c27e1ed.png"></div>