- 『[1]企画 (3)用地選定』で作成した「テクノショッププラン」の実現に必要な与件を、エリア別に整理します。
エリア |
与件整理のポイント |
オフィス |
- 配置
- 大きさ、収容人数
- 各種管理ツールの設置位置
- ショールーム、テクノショップの視認性
- 検査員室専用スペースを考慮
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エンジニア休憩室 |
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作業場 |
ストール |
- ストール数
- 各ストール、各エリアの大きさ(幅・奥行き)
- 配置
- 電子制御装置整備作業場やタイヤ置場のスペースを考慮
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完成検査場 |
付帯スペース |
部品整備作業場※1 |
洗車場 |
拭き取り場 |
部品置場 |
- 大きさ(幅・奥行き)
- 配置
- 扉の位置、屋外からのアクセス性
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油脂庫 |
廃棄物置場※2 |
機械エリア (コンプレッサー置場) |
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その他 |
風向き/風の通り抜け、出入口の方向、風の振り込み、日差し(西日など)への配慮など |
※1:部品整備作業場は、一般ストール(重整備)との位置関係を含む。
※2:室内に設置する場合は、屋内外からのアクセスを考慮。
- 整理した内容は、「店舗づくりナビ」に掲載の“与件整理シート”に記入し、他部門の与件も含めた店舗全体での整合を図ったのち、設計事務所へ伝達します。
与件整理シート掲載場所
下記リンクより「6-1.与件の整理」⇒「与件整理シート」を参照ください。
基本構想 (2)プラン・概算見積 確認【N−19~18ヶ月】
(2)プラン・概算見積 確認
ここでは、設計事務所が作成した“建築プラン”を基に、依頼した「テクノショッププラン」との相違点やその理由および、設計事務所の提案やアイデアなどを確認します。
相違点がある場合は、使用性やコスト面の影響なども考慮し、対応策を指示します。
基本構想 (3)建築プラン 決定【N−17ヶ月】
(3)建築プラン 決定
- ここでは、設計事務所が作成した最終の“建築プラン”と「テクノショッププラン」を基に、複数の“整備機器メーカー”へ、サービス設備・機器のレイアウト検討および、概算見積を依頼し、“相見積”を行います。
- “整備機器メーカー”から受け取ったサービス設備・機器の「レイアウト図」および、「概算見積」を精査し、発注先を選定します。
- 概算見積の依頼に当たっては、「サービス設備・機器のコスト原単位表」を参考に、導入予定機器の機種や必要機能(能力・適応車種他)などを事前に明確化しておくことをお奨めします。
- 概算見積の依頼時は、基礎工事や据付工事を伴う整備機器類については、複数機器での“合計額”や“一式”などの表記は避け、機器単品ごとに基礎工事費や据付工事費を表記するよう依頼します。
- 「レイアウト図」および、「概算見積」を受け取る際は、機器レイアウトの根拠や提案機種の選定理由および、同等機種の有無・コストなどの情報も併せて確認します。
なお、受け取った見積は、「サービス設備・機器のコスト原単位表」にデータを蓄積し、今後の機種選定や投資予定額の算出などに活用します。
プラスONE提案
基本構想フェーズにおける店舗づくりナビの該当ページは、
「店舗づくりナビ」⇒「店舗設計関連」⇒「店舗マニュアル」⇒「新築編」⇒「2)基本構想」を参照ください。